適材適所 | ||
素材それぞれが持つ特性を把握し、ふさわしい場所でそれを使うこと。=「適材適所」。伝統的な日本家屋や寺社などの建築現場での木材の使い分けがその語原とされています。 まさに”適材適所”の“材”は木材の“材”を意味しているのです。 ![]() 豊富な森林に囲まれた日本では、古来より針葉樹・広葉樹など実にさまざまな木材が建築に使われてきました。 土台には腐りにくく耐久性の高い檜(ヒノキ)や栗(クリ)を用い、人目に触れる内装材・柱には木目の美しくてやさしい肌合いの杉(スギ)を使用し、強靭な松(マツ)は、屋根や二階以上の重量を支える梁に最適とされてきました。 木は生きものです。生きものである木は50~200%の水分を含んでいるため、乾燥が不充分だと強度低下、反り、割れを生じてしまいます。 最近では、鉄やコンクリートよりも強く、建物の軽量化を図る為、より堅固な集成材が多く使われています。 自由な形状や長さにできることから和室の部材から大型建築物まで幅広く利用されています。近年、耐火ハイブリット集成材の開発などにより、集成材の利用は限りなく広がってきています。 Grand Livingは、目の肥えた関西の住宅ビルダーに住宅用の木材を販売してきた経験と、それによって培われた木材を見極める確かな目を持って、日本全国はもとより、世界各国の製材商品より最適な資材、部材を調達いたします。 |
![]() マツ ・建築(梁、桁)、土木、箱、船舶、経木、木毛、パルプ 辺材は淡い黄白色、心材は黄色を帯びた褐色。辺心材の境目はあまりはっきりしていない。木理はほぼ通直、肌目は粗い。重硬で強度は高いが加工性も高い。ただし樹脂成分が多く脂壺(やにつぼ)などがみられる。耐朽性は小。 ![]() 集成材 ・自由な形状や長さにできることから和室の部材から大型建築物まで幅広い 集成材は、ひき板や小角材等を材料として、その繊維方向を平行にそろえて、厚さ、幅及び長さの方向に集成接着をした木材。木材は建築材料として日本の気候風土に最も適してるといえます。断熱性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かく、湿度の高い梅雨は水分を吸収してくれるなど理想的な住まいを提供してくれます。 |